
Interview
舞台裏から未来を創る - 国際会議COAR2025 地域組織委員会、11人の軌跡
COAR Annual Conference 2025 地域組織委員会
26/1/26
2025年5月に東京で開催され、アジア初の開催として大成功を収めたCOAR年次大会。その華やかな舞台の裏には、所属も地域も経験年数も異なる11名の職員からなる地域組織委員会(LOC)の緻密なロジスティクスと、それを超える困難を乗り越える固い結束がありました。今回は、会議の裏側を振り返り語り合う、座談会の様子をお届けします。
参加者(LOCメンバー):有馬良一(神戸大学)・上野耕平(電気通信大学)・菊谷智史(大阪大学)・斉藤涼(東京大学)・坂本拓(JPCOAR/NII)・林豊(NII)・宮井杏佳(東京大学)・村西明日香(名古屋大学)・山岸瑶果(京都大学)
※LOC委員長の前田隼氏(北海道大学)、メンバーの金子芙弥氏(九州大学)は欠席。
聞き手: 野中(広報・普及作業部会/京都大学)
企画・編集:山岸(広報・普及作業部会/京都大学)・野中(広報・普及作業部会/京都大学)・永井(広報・普及作業部会/兵庫教育大学)
それぞれの思いでLOCへ
野中(聞き手): COAR2025、本当にお疲れ様でした。まずは自己紹介も兼ねて、皆さんが今回の地域組織委員会(LOC)で担当されたことや、LOCに参加された理由などを教えていただけますか?
坂本(JPCOAR/NII): 私は大学図書館で採用されて19年目になります。今回のLOCでは、問い合わせ対応や物品の取りまとめ、文科省や内閣府への講演依頼申請などを担当しました。もう一つ、主な担当として、コーヒーブレイクとレセプションパーティーを取り仕切りました。いわゆる宴会番長です。
山岸(京大): 入職6年目です。「日本の学術コミュニケーションの現状」というセッションを担当しました。他には、名札作成、会場アナウンス、端末管理、司会補助など、舞台袖の黒子として動きました。参加を決めた理由は、前年のスウェーデン大会に参加し、その熱量のまま「次は自分の番だ!」と運営側に携わりたいと思ったからです。
有馬(神戸大): 私は12年目 です。Yes/Noフリップを使った参加型セッションと飲食系を担当しました。参加の経緯は、ある日部長室に呼び出されて「参加しないか?」とお声がけいただきました。当初は「若い子に参加してもらっては」という話だったのですが、なりゆきで12年目の自分がやることになりました。
斉藤(東大): 私は入職3年目です。有馬さん上野さんとYes/Noフリップを使った参加型セッションを担当しました。それから、山岸さんと名札の作成にも携わりました。参加のきっかけは課長に「若手が集められているらしいからどう?」というお誘いをいただいたことです。2〜4年目くらいが集まっているのかなと想像していたのですが、いざ蓋を開けるとすごい方々が揃っていて、「これはまずかったんじゃないのか」と思いながら参加させていただきました(笑)。
菊谷(阪大):私は9年目です。山岸さんと「日本の学術コミュニケーションの現状」というセッションの担当と、林さんと通訳配信に携わり、特に通訳の担当をしました。元々、国際的な仕事に関わりたいと希望しており、部長からお声がけいただきました。
村西(名大): 私は17年目です。私は「オープンアクセスの現在地 日本の多様な視点から未来を探る」というセッションとランチマップを担当しました。セッションは他大学の方々に協力を仰ぎ、各大学で実施されていたオープンアクセスに関するアンケートの結果を紹介させていただいたのですが、予想以上にネガティブな結果が出てしまい、当日の空気がピリついたのが苦い思い出です(笑)
上野(電通大):9年目になります。有馬さんと斉藤さんとYes/Noフリップを使った参加型セッションを担当しました。それから、参加者へのメールの文面を作成するなどしました。「だれもやらないことは自分がやる」という気持ちで参加しましたが、皆さんがとても積極的だったので、自分からやることを探して動きました。
宮井(東大): 私は5年目で、村西さん金子さんと「オープンアクセスの現在地 日本の多様な視点から未来を探る」というセッションを担当しました。前日まではポスター作成など広報を担当しました。参加のきっかけというと、湘南リトリート[1]という研修に参加した際、LOCに興味がある人を募られたのですが、静まり返った空気に耐え切れず、うっかり手を挙げてしまったことですね(笑)
林(NII): 私はNII(国立情報学研究所)にいるのですが、最初に就職したのは京都大学で、坂本さんの1つ下の後輩です。一番大きな仕事は予算を取ってくることだったのではないかと思います(笑)
それから菊谷さんと配信通訳を担当して、業者さんの手配を行いました。ほかには、委員長の前田さんをフォローしつつ、細かなロジを整えることも意識して行いました。
国際会議ならではの苦労
野中(聞き手): LOC全体としては、前田委員長のもとで、皆さんのアイデアや提案を尊重するポジティブな雰囲気が溢れていたそうですね。国際会議ならではの苦労はありましたか?
坂本(JPCOAR/NII): やはり食事関係ですね。申し込みフォームに「ダメなものがあれば書いてください」という項目を置いたら、かなり詳細な回答を頂きました。どこまでが好き嫌いで、どこからがアレルギーや宗教的な理由なのか分からず、難しい対応を迫られました。そこで間違いが起きてしまうと、取り返しがつかないことが起きかねないので、COAR本部から直接本人に確認いただくなど、直前まで調整しました。特にビーガンの方の割合が日本よりもはるかに多いので、ハラール対応と併せて、非常に苦労しました。最終的には、有馬さんがハラール対応の食事をデリバリーしてくださる良いお店を見つけてくださって、大変助かりました。

ヴィーガン対応の食事(写真左)とハラール対応の食事(写真右)
有馬(神戸大): それで思い出したのですが、プラスチックもなるべく使わない方が良いのではないかという話もありましたね。
坂本(JPCOAR/NII):ありましたね。SDGsの意識が高い方が多いのではないかということで。以前、野中さんと南アフリカで国際会議に参加した際も、そういった声は前面に出ていた印象です。
野中(聞き手):あの時は配布された名札も、使用後はそれが種として土に還っていずれ木が生えますみたいな、そんな名札でしたね。
坂本(JPCOAR/NII):そうそう(笑)
林(NII): 国際会議ならではの苦労として、もう一つ大きかったのは、通訳対応ですね。私も菊谷くんも国際会議の経験がなかったので、通訳業者さんとどうやり取りをして、どう仕様書を書いたらいいのか、どう配信に載せるかなど、全然イメージが湧かないままなんとか進めました。最終的には、通訳の音声を日本語の音声として被せることで配信しました。終わってみればそうだろうなという感覚ですが、当時は想像できなかったので、いい経験になりましたね。
野中(聞き手):同時通訳の業者さんは誰かから紹介があったり、いつもお世話になっている業者さんがいらしたのでしょうか?
林(NII): そうですね。過去に国際会議の経験がある方から紹介いただいた業者さんをとっかかりに、候補を探したりしました。
野中(聞き手):実際に通訳いただいてみて、どうでしたか?
林(NII):うーん、落ち着いて聞けていたLOCのメンバーはあまりいなかったですね(笑)そこは参加者の方のご感想を聞きたいところですね。参考になるよう事前に資料を提供したかったのですが、それも間に合わなかったので、本当に大変だったと思います。
野中(聞き手):私は参加者として聞いていましたが、とても聞き心地が良かったです。さすが日本のクオリティーだなと思いました。
上野(電通大):私もとてもいい業者さんだったなと思っています。というのも、参加型セッションの時に通訳の方に渡っていた資料が実は、会場で投影された資料とバージョンが違っていて、途中で通訳の方が気づいてくださって、投影された資料に沿って通訳してくださいました。咄嗟に臨機応変にご対応いただけて、ありがたかったです。
ヒヤリハット&ファインプレー
野中(聞き手): 資料提出の遅延を始め、講演形式の急な変更なんてこともあったと伺っていますが、どうでしたか?
林(NII): あそこは、菊谷くんが一番苦労したところでしょう。
菊谷(阪大): 本当に大変でした......。9時開始なのに8時55分ぐらいに、COAR本部の方から「もうスライドは使わないから」ということで、講演形式をパネルディスカッションに変えたいと言われたんです。開始5分前に、通訳ブースに走って変更を伝えに行きました。

講堂のステージ前で打ち合わせする4名。左から上野氏、菊谷氏、林氏、前田氏。
野中(聞き手): 国際会議で当日、しかも5分前での変更だなんて、信じられないような気がします。一体何があったのでしょうか?
菊谷(阪大):形式を変えた理由は、スライドが間に合わないからではなく、「みんなそれぞれスライド2~3枚で交代で発表してってもつまんないでしょ?」ということだったようです。COAR本部の方も壇上で笑いながら謝っておられましたね。
林(NII): こうした予期せぬ調整が多かったのは、COARの大会が、かしこまった場というよりも親戚の集まりのような場で、フランクなミーティングのような性質があるからかもしれません。日本の綿密なロジスティクスとのギャップがあったのかもしれないですね。
山岸(京大): あの時、菊谷さんと上野さんが、舞台袖に飛んできてくださって、急遽壇上の調整やネームタグの準備をしてくださいました。菊谷さんは登壇者へ英語で臨機応変に説明をしてくださったりもして、本当に助かりました。

講演台のPCを操作する3名。左から上野氏、菊谷氏、山岸氏。
上野(電通大): 端末周りは、山岸さんと菊谷さんに任せきりでしたね。お二人が離れると急に機嫌を悪くするパソコンだったので、どちらかが袖にいらっしゃる時は安心でした。
菊谷(阪大):あの時は通訳の方や舞台袖に変更の連絡をして調整するので精一杯でした。そのあと私は会場撮影のシフトを割り当てられていたのですが、すっかり頭から抜けてしまっていまして、慌てて会場に戻ったら、上野さんや有馬さんや宮井さんが代わりに撮ってくださっていて非常に助かりました。

客席の後ろから、発表を見守る4人。左から有馬氏、金子氏、宮井氏、村西氏。
有馬(神戸大): 助かったというと、私は前田さんの人柄に救われた部分が大きいです。私は参加型セッションの担当として、参加者に考えていただくお題を海外の登壇者と事前に調整していたのですが、会場に向かう新幹線の中でCOAR本部から大幅に変えたお題が届き、「うわああ、どうしよう」と焦りました。当日の朝に前田さんと話し合って対応を決めて、セッションも聞くどころではなく、和訳したりなんだりと対応していた記憶があります。これもギリギリの変更ということで大変だったのですが、たぶん、前田さんの方でも結構受け止めてらっしゃったと思います。前田さんが防波堤となって衝撃をいなしてくださったおかげで、私は柔らかな波の中で、ゆるく楽しく参加させてもらいました。
野中(聞き手):彼の性格だと、受け止めるというより、受け流す感じにも思えるけどね。
一同:(笑)

笑顔でサムズアップする前田氏。
やってよかった「おもてなし」
野中(聞き手): 苦労が報われたと思うことや、「やってよかった」と思えた瞬間、特に喜ばれた「おもてなし」などはありますか?
山岸(京大): 私は村西さんが作ってくださったランチマップが印象的です。セッションの合間やレセプションパーティーで、「○○のお店に行きました?」みたいに声をかけることができて、参加者同士の交流のきっかけになりました。
村西(名大): 少しでも役に立ったのなら嬉しいです。あれもなかなか苦労しましたね。私もそこに住んでいるわけではないので、お店の情報は宮井さんにかなり教えてもらって作成しました。全国各地に散らばっている人間が、不慣れな場所の運営をするということで、その点ではランチマップに限らずみんな苦労したと思います。
野中(聞き手): 海外の方を意識したお店を探したんですか?
村西(名大): そうですね。宮井さんにまず味が美味しいお店をおススメいただいて、後からクレジットカードが使えるかとか、ベジタリアン対応かとか、情報を追加していきました。
野中(聞き手):宮井さんは東京歴が長いんですか?
宮井(東大):東京出身で東京在住というのは、LOCメンバーでは私だけでしたね。お店の情報は知り合いに聞いたり、会場近辺の大学に通っていた友人に聞いたりして集めました。それから、会場があるあたりの自治体がハラール対応のお店リストをインターネット上で公開していて、そういった情報も参考にしました。

「Lunch Map」の案内ポスター。QRコードからGoogleマップを開くことができる。
有馬(神戸大):飲み物についても色々考えましたよね。お茶やコーヒーなどは用意していたのですが、当日「お水はないんですか?」と聞かれたりして、急遽買い足したりしました。日本にいると自動販売機があるから思い至らなかったのですが、よく考えたら海外ではメジャーではないし、お水といっても炭酸入りなのかどうかとか、気にしたりしますよね。
上野(電通大): レセプションでは、私が日本地図を書いて、どの日本酒がどの地域のお酒かわかるようにしたのが好評でした。海外の方が地図込みで写真を撮って楽しんでくれました。

日本地図を書く上野氏。
斉藤(東大): 私は、レセプションパーティーでの坂本さんのソムリエのような黒い前掛けエプロンが印象に残っています。準備段階からすごい動きで 、会場を盛り上げてくださいました。

レセプションパーティーを準備する坂本氏。
村西(名大): レセプションは、坂本さんを中心とした男性陣のファインプレーですよ。有馬さん、上野さん、坂本さんが一生懸命説明しながらサーブして、斉藤さんが誰よりも楽しそうにニコニコ飲んでて、ワイワイした空気が全体に波及していったように思います。
有馬(神戸大): 斉藤さんはいい笑顔でね(笑)。

レセプションパーティーを楽しむ斎藤氏、前田氏。
宮井(東大): あと、ポスターセッションが交流のハブになっていました。ポスターの前で、日本の大学の方と外国の方が説明し合っていて、話題のきっかけになっていました。
山岸(京大): 最終日のレセプションが終わった後、会場で一人でポツンと立っている人が誰もいなかったのが印象的でした。みんな誰かと輪になって話をしていて、会議の本質が実現したなと感じました。
未来に向けて
野中(聞き手): 改めてCOARを振り返って思うこと、あるいは未来に向けて、一言いただけますか?
宮井(東大): これまで日本のOAの進歩が遅れているのではと漠然と思っていましたが 、実際は各国それぞれ困っていることがあって、「これが正解」みたいなものが海外にあるわけではないということが分かり、大きな収穫でした。
上野(電通大): 英語は全然自信がなかったですが、やってみたらなんとかなったな、というのが大きい経験になりました 。また、他のリポジトリシステムについて詳しくなかった のですが、これを機に色々なリポジトリの形があるという世界の広がりを知るとっかかりができました。
斉藤(東大): 学外の方と一つのプロジェクトをやり遂げるという経験自体が初めてで、この繋がりを持てたことが何よりの財産です。
菊谷(阪大):私も学外の方と協働するのは初体験でした。今後もCOARに限らず、普段の業務で困った時に頼れる存在ができたということが、非常に得がたい経験になったと思います。
山岸(京大): 当日は、担当者もいないような突発的な業務が山ほど発生したのですが、それを誰からともなくフォローし合い、次々と解決していく流れができていました。あの連携を間近で見られたことは、私にとって大きな収穫です。
村西(名大): 私は、このメンバーでできたということが貴重なありがたい経験だったなと思います 。こんなにポジティブな人たちがいる業界なら安泰だなと思える、前向きなエネルギーを感じられました。それこそがこの経験で頂いたプレゼントです。
有馬(神大):レセプションパーティーで海外からのゲストが日本酒や日本地図を喜んで写真を取ったりしてくださったのが嬉しかったです。打ち上げの二次会で彼らが盛大な拍手で迎えてくださったのも印象的です。和気あいあいと自由に意見を出し合えるLOCの雰囲気が、会場に良い雰囲気をもたらしてくれたのかもしれません。楽しかったです。それが何よりですね。
林(NII): 若い人にプラスに思ってもらえるものをどう作れるかということを考えていました。その意味で2点あります。まずはCOARが終わった後、前田さんと「すごく良いチームだった。終わるのが惜しい、寂しい。」と話していました。そう思えるチームができたことがとても良かったと思います。それから、特に村西さんと菊谷さんには、湘南リトリート・COAR・海外出張[2]といった形で、連続してチャンスを経験していただけたのが良かったなと思っています。
坂本(JPCOAR/NII): 最終日の打ち上げ後、皆さんの表情が、開始前の日曜の夜と比べてすごくやり切った感がある顔と自信に満ちた顔になっていて。本当にいいチームだったなと印象に残っています。
野中(聞き手): 皆さんが得たこの経験が、日本の学術情報コミュニティ全体の財産となることを期待しています!本日はありがとうございました!
一同: ありがとうございました!

JPCOAR事務局およびLOCの集合写真。左から尾崎(JPCOAR事務局)氏、相原(JPCOAR事務局)氏、上野氏、山岸氏、宮井氏、有馬氏、村西氏、菊谷氏、金子氏、斉藤氏、林氏、坂本氏、前田氏。
(おまけ)
座談会には出席できなかったLOC委員長の前田隼氏、メンバーの金子芙弥氏からも後日メッセージをいただいていますので、あわせて掲載します。
―― 今回の地域組織委員会(LOC)で担当されたことや、LOCに参加された理由
前田(LOC委員長):
私の仕事は、COARや共同開催機関であるJPCOAR、NIIと連絡・調整をしながら、対応すべき案件を取捨選択したり、委員のみなさんに割り振ることでした。実行委員のみなさまにはこんな委員長で本当にスイマセンという思いしかないのですが、いつもみなさんが意見をくれたので、それに助けられていました。また、表でも裏でもNIIの林豊さんとJPCOARの坂本さんがつきっきりでサポートしてくれたため、何とか務まったというのが実情です。加えて、JPCOAR事務局の相原さんと尾崎さんが、書類手続きや物品の発注・管理、NIIでの事前準備等、幅広くサポートしてくれました。
参加した理由については、数年前からCOARのKathleenとNIIの山地さんとCOAR関係の仕事をしていたので、何となく前兆はありました。具体的に聞いたのは2024年4月。インドのデリーで、Kathleenと山地さんと3人でリキシャ(トゥクトゥク)に乗っている際、COARが2025年大会を日本で開催することを考えているというのを聞き、「そうなんですね」と軽く流したら、帰国後、企画メンバーになっていました。
金子(九大):
村西さん、宮井さんと「オープンアクセスの現在地 日本の多様な視点から未来を探る」というセッションの担当と、Webサイトの更新等の広報の細々としたことをしていました。あとは、打合せのたびに前田さんと坂本さんにあれは?これは??とツッコミする役目でした(笑)
―― 改めてCOARを振り返って思うこと、あるいは未来に向けて、一言
前田(LOC委員長):
最高のチームでした。一人一人が自分だけでなく周りを見て、担当を超えて協力し合った、本当に素晴らしいチームでした。ほとんどの人は初めましてからスタートして、普段は全員が異なる所属で異なる仕事をしている中、同じ目標に向かって時間と労力を出し合い、結束し、何度も打ち合わせを重ね、当日はこぼれ球を率先して拾い、参加者から見るとまるで何事もなかったかのようにスケジュール通り進行させたこと、今振り返ってもまさに全員で協力した結果だと思います。また一緒に何かを成し遂げたいですし、このユニークなメンバーが核となって今後も国際関係の仕事の幅を広げていってくれると信じています。
金子(九大):
準備の反省点や当日のドタバタもありましたが、参加者の皆様の反応はよく、結果的に「終わりよければすべてよし」という会議になったのではと思います。全国に頼りになるLOCメンバーがいることは、今後の励みになりますので、このご縁を大切にしていきたいです。
[1] 若手ライブラリアンによる将来のOA等施策調査検討合宿。2024/08/30から3日間開催され、LOCのメンバーでは、有馬氏・上野氏・金子氏・菊谷氏・宮井氏・村西氏が参加していた。
[2] Muranishi, A. and Kikutani, S. (2025, October 7). Revealing Success Factors for Diamond OA: A Preliminary Study of Kiyo Journals. CRAFT-OA Conference, Göttingen, Germany. https://doi.org/10.5281/zenodo.17375078
地域組織委員会:

前田隼(まえだじゅん・地域組織委員会主査・北海道大学附属図書館管理課)
札幌市出身、学生時代を過ごした北海道大学にそのまま入職。某機関からの依頼出張は主にインド、メキシコ、南アフリカを担当。決してアメリカ・カナダ・イギリスの話は回ってこない人。座右の銘は「重要なことは覚えている」。

坂本拓(さかもとたく・地域組織委員会副査・オープンアクセスリポジトリ推進協会)
2006年に京大に入職。生まれも育ちも大阪ですが「関西弁じゃないよね?」とよく言われます。食べることとお酒と音楽が大好きです。

有馬良一(ありまりょういち・神戸大学附属図書館情報管理課)
節分にクジラを食べる県出身。2014年度に神戸大学附属図書館に入職して十二支も早ひと巡り。その間サービス→リテラシー→システム→リポジトリを担当。ここ数年、実家の近所をキジが闊歩している様をよく見かけるが、なかなか食べる機会には恵まれない。

上野耕平(うえのこうへい・電気通信大学学術国際部学術情報課)
チーバくんの頭のあたり出身。2017年10月電気通信大学入職。昨年の目標は「積読を減らす」だったはずが置き場を溢れて倍近くなっている。今年の目標は「積読を減らす」(n年連続m度目)。

金子芙弥(かねこふみ・九州大学附属図書館事務部eリソース課)
福岡県北九州市出身。2015年九州大学に入職。諸般の事情により座談会をドタキャンしたため、本記事の公開を楽しみにしている読者の一人。

菊谷智史(きくたにさとし・大阪大学附属図書館箕面図書館課)
石川県金沢市出身。2016年12月大阪大学入職。某国民的ゲームアニメの元・主人公と同じ名前だからか、○ケモンを愛してやまない。特に草○ケモンが好きで、フシギ○ネやナゾノ○サのぬいぐるみを観葉植物として取り入れている。

斉藤涼(さいとうりょう・東京大学附属図書館情報サービス課)
徳丹城のまち出身。2023年東京大学入職。リポジトリ1年、サービス1年半の入職3年目。宴会後の寝過ごし対策で終点近くに住むが、無情にも折り返して追加料金を支払う日々。愛車はレガシィTWとGB350S。

林豊(はやしゆたか・国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課)
和田萬吉と同郷です。近年は予算と契約の仕事ばかりしていて図書館員だったことを忘れつつあります。

宮井杏佳(みやいきょうか・東京大学附属図書館柏地区図書課)
東京生まれ東京育ち、2021年東京大学入職。正直方言話者が羨ましい。ジェットコースターとお化け屋敷を愛するスリル狂だが、職場でのスリルは勘弁願いたい。

村西明日香(むらにしあすか・名古屋大学附属図書館事務部東山地区図書課)
三重生まれ、沖縄経由、岐阜育ち。2009年4月名古屋大学入職。なにごとも「まぁ、なんとかなるじゃろ」と思ってふわふわと生きているからか、小5息子の同級生にしばしばお姉ちゃんと間違われています。好きなうさぎはミッフィー、好きなやぎはメェだい(写真参照)です。

山岸瑶果(やまぎしはるか・JPCOAR広報・普及作業部会/京都大学附属図書館研究支援課)
神戸市出身。2020年4月京都大学入職。念願の変身ベルトを手に入れ平和な日々……と思いきや、スーパー戦隊の歴史がまた1ページと刻まれ、心は大忙し。シリーズ50年の幕引き、この悲しみに “あばよ涙 よろしく勇気”。


