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Talk

OA加速化くんを使ったグッズを考える会議

南雲 修司 / 山下 真人 / 植山 廣紀

25/4/23

東京学芸大学 / 兵庫教育大学 / 岡山大学

南雲昨年、JUSTICE(大学図書館コンソーシアム連合)とJPCOARの共催で「OA広報素材「イイネ!」祭り」[1](以下、イイネ祭り)が行われました。この「イイネ祭り」は、オープンアクセスに関する広報の素材を関係機関で共有してどんどん活用していきましょうという企画でしたが、そこで1位になったのが大分大学さんの「OA加速化くん」[2]でした。 この「OA加速化くん」はパブリックドメイン(CC0)で公開されているため、「イイネ祭り」の趣旨に則って、我々も率先して「OA加速化くん」を活用したグッズを考えてみましょうというのが、今回の会議の主旨になります。よろしくお願いします。 山下|「イイネ祭り」2024年の年末、すごい盛り上がりでしたね!南雲さんも「JPCOAR委員長賞」受賞おめでとうございました!! 南雲ありがとうございます、私は賑やかしのつもりで応募したのですが、身内(JPCOAR)の賞をいただいてしまい、お恥ずかしい限りです。。 植山おめでとうございます!  山下同じ部会員としてとっても嬉しかったです!今日は「イイネ祭り」栄えある一位を獲得された「OA加速化くん」のグッズどんなものが出てくるんでしょうね。楽しみです!

1. Slackカスタム絵文字

JPCOAR Community Slackの絵文字選択画面
JPCOAR Community Slackの絵文字選択画面
OA加速化くんがリアクションで使われている様子
OA加速化くんがリアクションで使われている様子

南雲1つめは実はもう実際に使っているものなんですが、OA加速化くんのSlackのカスタム絵文字です。先日、JPCOARの新しいコミュニティツールとしてSlackを開始[3]しましたが、そのSlackでOA加速化くんの絵文字を使えるようにしています。 山下OA加速化くんの絵文字いいですね!絵文字のコミュニケーションですね。私もSlackなどで業務のやり取りする機会がありますが、なんやかんや(いやてんやわんや)ありまして、Slackでの報告が深夜になったときに、メンバーから数秒後に絵文字のリアクション(その時はグーのイイネ!マーク)があったときに涙した夜を思い出します。でも、一番右のただ立ってるだけの「OA加速化くん」の絵文字がなぜか、じわっと面白いですね。 南雲棒立ちのOA加速化くん、味がありますよね(笑)みんな絵文字でリアクションもらえると嬉しいと思うので、OA加速化くんのように楽しい絵文字を使えるようにすることで、コミュニケーションが加速したらいいなと願っています。 植山なんだかポーズが違うと、表情豊かに見えますね。僕はバンザイして嬉しそうなのが好きです(笑)

2. OA加速化くん動画(扇風機編)

山下2つめはこちらの動画なんですが、図書館にあったふる~い扇風機に「OA加速化くん」を貼り付けてみました。OA加速化くんをパネル貼りにして胴体と腕は固定、羽の部分に足部分をくっつけて回してみました。個人的には「弱」スイッチから徐々に「強」へと速度を上げていくところが難しかったですね。 南雲まさにこういうものが見たくて今回の企画を考えました!シンプルにSNSとかでウケそうですし、館内に置かれた扇風機がこうなってたりしたら「何これ?」ってところから広がりそうで最高ですね。 植山「弱」から「強」への切り替えもできるとは……。全力で加速してますね! 山下ありがとうございます。「OA加速化くん」と初めて出会ったときに、アナログなものと組み合わせてみたいなぁと思いつきで作ってみましたが、撮影時に図書館利用者が二度見してみましたね(笑)。

3. AR卓上OA加速化くん

南雲3つ目は、AR(Augmented Reality)のOA加速化くんです。Web上でARを簡単に作成するツール[4]が公開されていたので、それを使わせていただきました。 マーカーをスマホのカメラで読み込むことで、OA加速化くんを卓上に呼び出すことができます。図書館のOAの広報物にマーカーを印刷して遊んでもらったり、うまくサイズを調整することで、OA加速化くんと一緒に写真を取ったりとかもできるんじゃないかなと思います。 山下お~、OA加速化くんが浮き上がって見える!めちゃくちゃ嬉しそうなOA加速化くんですね。OA加速化くんは表情が無いので腕と足の表情が、ARで浮き上がると、より強調されて魅力的ですね! 南雲まさに!表情がないのに表情豊かに見えるのがOA加速化くんのキャラデザの素晴らしさですよね! 植山ARってこんなに簡単に作れるんですね!? 「卓上に呼び出す」っていうのと映像のシュールさのギャップが面白いです!

4. OA加速化くん動画(おもちゃ編)

山下4つめはこちらの動画なんですが、某ゲームキャラクターの車のおもちゃを改造してみました。テーマは「OA加速化くんは、どうやったら実際に加速できるのか」です。 植山OA加速化くんがリアルの世界に出てきたみたいですね。自由自在に動き回っていて面白いですね。マークにJPCOARのロゴが使われているのも細かいですね~(笑) 南雲映像のクオリティがヤバいですね。いまさらですがOA加速化くんってOpen Access Week[5]のロゴがベースなので、この動画とか、海外でもウケたりするんじゃないでしょうか。

5. ぶっ壊せ! Pay Wall!(ブロック崩しゲーム)

植山5つ目は、昔懐かしいブロック崩しゲームです。ChatGPTと協力しながらコーディングをして、HTML、CSS、JavaScriptのみでゲームを作成しました。こういったショートなゲームは、ふとやり始めるとはまってしまいますよね。


ライフがなくなったときの表示
ライフがなくなったときの表示

南雲Pay Wallを壊すっていうテーマとブロック崩しというゲーム性がカチッとハマった感じが素晴らしい!遊んでくれた人の結果を「これまでに壊したPay Wallの数」として累計を表示したりしたら一体感が出そうです。 山下ファミコン世代の私には刺さりますね!レトロな感じもGOODです! 植山このゲームはPay Wallを壊すことがコンセプトですので、これを仕事中にやっても怒られないはずです(ウソ)。

南雲ということで5つのグッズを考えてみました、ご覧になった方々の自機関での活用の参考になれば幸いです。そして素敵なキャラクターを考案し、CC0で公開いただいている大分大学さんには改めて感謝申し上げたいです。山下さん、植山さんもいろいろアイディア出していただき、ありがとうございました、楽しかったです。 山下いや~こちらこそ、お誘いいただきありがとうございました。楽しかったです。めちゃくちゃ真面目に、しかし、きちんとふざける(!?)企画は個人的に大好きなので、私もお誘いいただきました南雲さんと「OA加速化くん」の生みの親の大分大学さんには感謝の念しかございません。ありがとうございました! 植山いろいろなアイディアが出て面白かったです。OA加速化事業は2024年度の事業でしたが、我々のOA加速化はまだまだ続く……! ということで、これからもOA加速化くんを活用させていただきながら頑張っていきたいですね。南雲さん、このような企画をありがとうございました。大分大学さん、OA加速化くんの考案をありがとうございました!


今回絵文字・AR作成に用いた透過画像を以下で公開しております(CC0)。どうぞご自由にご利用ください。https://drive.google.com/drive/folders/1lDxkWOD9RAZRDWggA4YXbjcEqNlH15PF?usp=drive_link


 

[1] [2024.11.22]OA広報素材「イイネ!」祭りのオンライン表彰式を開催しました, JUSTICE, https://contents.nii.ac.jp/justice/news/20241202(参照:2025/3/17)

[2] OA加速化くん, 大分大学学術情報拠点, https://opac.lib.oita-u.ac.jp/OAkasokukakun(参照:2025/3/17)

[3] JPCOAR Community Slack, JPCOAR, https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/slack(参照:2025/3/17)

[4] WebARジェネレータ, https://web-ar-generator.firebaseapp.com/(参照:2025/3/17)

[5] International Open Access Week, https://www.openaccessweek.org/(参照:2025/4/9)



 


南雲修司(東京学芸大学)

2005年東京工業大学に入職。事務や一橋大学さんを経て、現在は母校でお世話になってます。今年で図書館職員20周年ですが、20年の集大成のような記事を書くことができて満足です。




山下真人( 兵庫教育大学 )

1981年生まれ。2010年~兵庫教育大学教材文化資料館に展示スタッフとして採用され、展示企画、DTP等を行う。

2013年~大学広報など事務畑を耕す。2021年~附属図書館(4年目)

好きな映画監督:黒澤明、アンドレイ・タルコフスキー


植山廣紀(岡山大学) 2020年岡山大学に入職。2025年3月までJPCOAR広報・普及作業部会員。

仕事では生成AIにおんぶにだっこになりつつありますが、頼りきりになるのはまずい……と、最近はプログラミングを勉強中。オープンアクセスになっているテキストが多くて助かっています。




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